2020.9.5 川崎プラザだより~(続)子どもへの対峙の仕方を考える。
新潮新書の「ケーキの切れない非行少年たち」という本の中で、丸いケーキを正しく三等分できない非行少年たちは、『ものごとがすべてゆがんで見えている。』のでそもそも反省ができず、自分のしてしまったことをまったく理解できない、つまり、悪いことをしたとまったく思っていない、また【認知機能】が著しく弱い等、昨年紹介させていただきましたが、さらに、自分のしでかしたことを他人が自分にしてくるのは許せない、自己中心的な思考の子どもたちが少なからず存在している現実に頭を悩ませています。教育の場において、いかなる手段で“根幹の部分”を改善させたらよいか、正直毎日が試行錯誤の状態です。よって、『学習を指導する。』ではなく『学習の仕方を指導する。』ことを徹底的に追求しつつ、日々子どもたちへ対峙しています。