大事なのは興味を持つこと
読書感想文はいつの時代でも夏休み中の定番宿題です。
先日、プラザに通う生徒が私に「先生の星座はなんですか。」とたずねてきました。
「みずがめ座だよ」とこたえると「分かった。じゃあ先生は1月21日〜2月19日のどこかが誕生日だね」と私に言ってきました。
なぜ、こんな話を急にしてきたのかと疑問に思っていると、生徒が持って来た本に目が行きます。
どうやら読書感想文用に読んでいた本の内容が十二星座のことだったらしく、それで私に星座をたずねてきたようです。
生徒に誕生日の期間を予想された場面に戻ります。
「残念。先生の誕生日は1月20日でした。先生はカスプ生まれなんだよね。」と私が言うと…。
生徒が「カスプ生まれってなんですか。」と聞いてきました。
「先生はやぎ座とみずがめ座のちょうど境い目の日に生まれたんだ。」
「だからテレビ、雑誌、本…によって星座の期間が違うから星座が変わっちゃうんだ。」
「君が持って来た本だと先生はやぎ座みたいだね。」
「で、そういう星座と星座のちょうど間に生まれた人をカスプって言うらしいよ」
と私が説明をすると…
「へぇ。そうなんだ」と生徒がこたえ、塾での会話はここで終わります。
その後、この生徒は「星座とカスプ」に興味を持ったらしく、読書感想文と並ぶ夏休み中の定番宿題の自由研究でこのことをたくさん調べたようです。
塾でした何気ない会話から、読書感想文、自由研究という夏休み中のたいへんな宿題2つをすぐに終わらせることにこの生徒は成功しました。
私自身も生徒がちょっとした雑談のことをしっかり覚えていて、そのことを調べようと思ったことに感銘を受けました。
「大事なのは興味を持つこと」だと改めて思い知らされました。
勉強以外の何気ないやり取りも大切だと感じた出来事でした。
さて、いよいよ夏休みも終わり、二学期が始まります。
二学期以降も勉強はもちろん、生徒との何気ないやり取りも大切にし、指導に当たって行きたいと思います。
体験、見学、勉強相談等はいつでも大歓迎です。
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担当：川上
