Z-NET SCHOOL 新検見川プラザ 塾便り 2025年12月
Z-NET SCHOOL 新検見川プラザ 塾便り
2025年12月

12月になりました。今年も間もなく終わりを迎えますが、みなさんにとって良い1年になりましたでしょうか。12月はお坊さんも走る「師走」(しわす)と名づけられた月だけあって、行事が多くあっという間に過ぎていきます。良いお正月を迎えられるように、やりのこしがないよう一日一日を大切に過ごしていきましょう。
12月で有名な行事といえば真っ先に思い出すのが「クリスマス」だという人も多いとは思いますが、今回は日本の行事について見ていきましょう。

針供養(12月8日)
針供養(はりくよう)とは、折れたり、曲がったり、さびたりして使えなくなったぬい針を神社やお寺などに納め、針を供養し、裁縫の上達を祈る行事です。
供養の仕方は地方によって異なりますが、一般的には豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに針をさします。やわらかいものにさすのは、それまで硬い生地に何度も糸を通してきた針を最後はやわらかいところで休んで成仏してほしいという労い(ねぎらい)の意味があるそうです。

煤払い(12月13日)
煤払い(すすはらい)とは「大掃除」のことです。「すす」とは炎を燃やしたときに出る煙に含まれる炭素の黒微粒子のこと。
昔はかまどや囲炉裏で調理をしたり暖をとったり、明かりは行灯をつけて生活していたので、天井などに煤がついてしまいます。ですから昔の人々は新年を迎えるため、その汚れを年末に掃除をするという慣わしだったのです。
また、煤払いには「厄除け」的な重要な意味合いがあり、神聖で重要な儀式でもありました。

除夜の鐘(12月31日)
除夜の鐘(じょやのかね)は有名な行事ですが、その起源まで知っている人はあまり多くはないでしょう。
起源は中国で宋の時代、年末に煩悩を祓うために鐘を突く仏教行事が行われており、それが禅宗とともに日本に伝わりました。
日本で除夜の鐘の記録が初めて登場するのは鎌倉時代末期とされ、京都の南禅寺や建長寺など禅宗の寺院で実施されるようになったのが最初だといわれています。
そして時が流れ江戸時代になり、寺院が各地に増えるとともに庶民も参加する年越しの行事として定着していきました。
大晦日の深夜という時間帯に行われることで、「旧年のけがれを払い、新年を清らかな心で迎える」という意味合いが強くなり、人々の生活習慣として根付いていき、また、仏教の教えが民間にも浸透する中で、「108の煩悩を祓う」という教義がわかりやすく広まり、鐘の音が「心のリセット」として人々に受け入れられるようになったことも普及の後押しとなりました。
さて、今回は3つの日本の行事を挙げましたが、Z-NET SCHOOLの12月の行事は「冬期集中ゼミ」です。今年の年末までに学んだ単元をしっかりと復習して年内の憂いを無くし、新年から新たな単元を予習することで気持ちの良いスタートを切ることができます。
受験生は特にこの冬が勝負となるので、必ずゼミに参加をして、不安な単元を無くしてしまいましょう。
1・2年生は学校の冬休みが明ければ期末テストは目前です。期末は実技教科も試験に含まれるので、主要5教科はゼミで冬休み中に仕上げてしまいましょう。
「Z-NET SCHOOL」は生徒の成長を実感できる、個別指導学習塾です。






