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Z-NET SCHOOL 新検見川プラザ 塾便り 2025年9月

Z-NET SCHOOL 新検見川プラザ 塾便り 

2025年9月

まだまだ暑さが続いている9月です。体調を崩さずに夏休みを終えられましたか。

残暑も923日の秋分の日を境に次第にやわらいでいくので、涼しくなるまでは引き続き熱中症への対策を怠らないようにしましょう。

さて、例年9月の半ばには中秋の名月と呼ばれている、一年で最も空が澄みわたり月が美しく見える時期として、大切にされている日があります。

皆さんがよく知っている言葉では十五夜(じゅうごや)と呼ばれているもので、これはそのまま旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指しているものです。

 

旧暦では7,8,9月を「秋」としており、その真ん中にあたる8月は「中秋」と呼ばれます。そして、旧暦では毎月15日頃に満月を迎えることから秋の真ん中である8月15日に見られる月を中秋の名月と呼んでいるわけです。

現在では暦は「新暦」を採用しているため、「中秋の名月は9月の中頃となるわけですが、実際は十五日と満月がぴったり重なるとは限りません。

なぜなら、旧暦とは「月の満ち欠け」を基準にした「お月様カレンダー」であるのに対して 、新暦は地球が太陽の周りを一周する時間(365日)を基準にした「お日様カレンダー」とも言えるものであるからです。

そのため十五夜の日付は毎年変動し、ズレが大きいときは10月を超えることもあるのです。

実際、2025年の十五夜は10月6日となっており、中旬とは大きく異なっていることが分かります。

 

十五夜といえば「お月見」が有名な風習です。お月見の風習はもともと中国から伝わったものと言われており、平安時代、遣唐使によって日本に伝わった「中秋節」という行事が起源です。

当時は貴族たちが集まり、池に舟を浮かべて水面に映る月を眺めたり、詩歌を詠んだりしてお月見の宴を楽しんだそうです。

その後、江戸時代になるとこの風習は庶民の間にも広く浸透していきました。貴族の遊びから、秋の収穫に感謝する「収穫祭」としての意味合いが強くなり、取れたばかりのサトイモなどをお供えする日本の文化へと発展していったのです。

現代になり、お月見のお供え物はお団子となりました。丸い団子は十五夜の月に見立てたものです。これを食べることで、健康と幸せを得られると考えられてきました。お供えする数は十五夜にちなんで15個。地域によっては1年の満月の数である12個にしているところもあります。お月見が終わったあとは家族みんなでおいしくいただきましょう。

 

ところで、十六夜という言葉を聴いたことがあるでしょうか。

漢字の通り十五夜の次の日の夜を指しいざよいと読みます。「いざよい」は「いざよう」から生まれた言葉であり、いざようには「ためらう」という意味があります。

これは月の出が1日ごとに50分程度遅れることから、「満月の次の夜、月がためらいがちに遅れて昇ってくると考えられたことが起源であるようです。

 

十五夜の次の日なので、月はほとんど満月に近く、また上記のようにためらいがちに昇ってくることに「奥ゆかしさを感じ、こちらの月も人気があり、いくつもの詩が詠まれています。

みなさんも涼しさを感じるようになる10月6日の十五夜や、その次の夜の十六夜に月を眺めながら何か詩を考えてみてはいかがでしょうか。

さて、2学期制の学校は間もなく前期が終了になります。10月の連休明けから後期が始まりますので、そのときまでに前期の単元はしっかり理解しておきましょう。後期がはじまればひと月後にはもう中間テストとなります。

定期試験対策ゼミは今月から受付していますので、早めの準備を心がけましょう。

 

Z-NET SCHOOL」は生徒の自主性を育む、個別指導学習塾です。