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覚えることはできるけれども、気づくこと、閃くことは苦手(大口プラザ)2020.12.12

中2の数学では、図形の証明問題があります。

証明問題の多くは、なにかに“気づく”こと、“閃く”ことが求められます。
いくら三角形の合同条件やら平行線の錯角や同位角が等しいこと、などなど、
それらを取り扱う方法を覚えても、
いざ、問題に直面すると、ちょっとしたことに気づけず、
“わからない”、“できない”となってしまいます。
穴埋め式の証明問題で何度か練習を重ねても、全証明式になるとなかなか思うようにできない。
穴埋め式は作問者にある程度誘導されますが、全証明式は一から自分で考えなければなりません。

覚えることはできるけれども、気づくこと、閃くことを苦手にしている生徒は多いです。
“知る”ことと“わかる”こと、“覚える”ことと“理解する”ことは違っています。
“知る”ことを“わかる”ことだと勘違いすると、理解したものだと思ってしまうことになります。
証明ができなかったとき、
答えを知ると、“なんだ簡単だ”とか、“言われればわかるけれど気づかなかった”となります。

数学の証明問題を学ぶのは、それが実生活に直接役立つということではなく、
論理的に筋道を立てて説明できる力を、社会に出てから役だたせるためです。

入試問題の証明も、いろいろ重なり合っていて複雑です。
知っていること覚えたことを、工夫して活用できるように理解することは、
時間がかかるかもしれませんが、その過程も楽しみながらの努力を惜しまないことです。