祖師谷プラザからのお知らせ 誘惑と読解
期末試験も終わり、もう直ぐ夏休み
結果が気になるところです
手ごたえを訊くと、それぞれです
努力した分しか結果には表れない、のは事の道理！とは分かっていても誘惑に負ける子もいます
そんな時、叱咤激励するのも私の役目
と自覚し、時には嫌われる先生になろうと思っています
それが、こどものためになるならば・・・
誘惑の一番手は何でしょうか
スマホやＰＣのゲーム、ライン？！
友達との約束？！（遊び）
児童館大好き少年もいたりします
テレビ？！
う～ん・・・
でもそんな誘惑とは無縁のこがいます
何故って・・・
「家にテレビありません」
「本当！？夕飯終わった後とか家族でどんなことしてるの」
「お父さは、日記つけてたり、本読んだり・・・お母さんも本読んだり、音楽聴いたり・・・」
「そうなんだ・・・で○○さんは？」
「私？そうだな～、絵を描いたり、本読んだりで9時には寝ちゃうから・・・」
どうりで、絵を良く書いてくれます（ホワイトボードに）
そして、国語大好き少女です
作文や普段のテストでもかなりの高得点
恐らく彼女の頭の中は、色々なイメージで一杯なんだろうと
ある日の会話
「先生、音楽好き？」
「う～ん、まあ、この間の日曜日、コンサート行ってきたよ」
「何の？」
「マーラー」
「そうなんだ、じゃマーラーのフルネームってな～んだ？」
「？？！！・・・グスタフ・マーラー」
「モーツアルトは？」
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、じゃベートーヴェンは？」
「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」
「さすが！じゃバッハは」
「えーと、えーと」
「ヨハン・ゼバスティアン・バッハだよね」
「そのとおり！凄いね」
ここまでかなり冷や汗もの
訊けば、フレデリック・フランソワ・○○○○のファンだそうです
さて、○の中の文字は？なんでしょう（因みにポーランド出身）
一方的に受け取る情報ばかりではなく、能動的な行動から得られる情報やイメージってものすごく頭を活性化してくれます
これは国語の読解力に大きく貢献しますね
文章からイメージを膨らませて、自分の頭の中に絵として展開できているのだと思います
これが出来れば、本当に
【読んだ】って言うことになるんですね
Ｚ－ＮＥＴ ＳＣＨＯＯＬ祖師谷プラザでも読解には力を注いでいます
国語は学年を問わず辞書は必携です
文字→言葉→文章ですから、先ずは言葉をしっかり理解したいです
その上で、気になる言葉には印をつけて、さす言葉（指示語）、繋ぐ言葉（接続語）に注意して(それぞれの役割があります)通しで読んでみます
それから初めて問題に取り掛かります
学校だとこうやって、自分のペースで出来ません
学校は回りに合わせる所ですから
答えを早く出すことではなく、じっくり考える癖をつけたいと思っています
令和になってはや二ヶ月
今年も半分終わりました
後半戦に向け、気分一新頑張りましょう
夏ゼミ少し空きがあります
早割りは、お蔭様で一杯になりました
