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ほめるポイントは「努力」

小学6年T君:「先生、僕この前の算数のテストで、テキトーに書いた

ところが正解だったんです。」
小学5年Yさん:「先生、わたし、この前漢字テストでテキトーに書いた

のに、当たってたんです。」
T君、Yさん:「僕(わたし)、すごくないですか?」

 

以前にもブログで書いたことがあるのですが、小中学生の生徒たちは、

「勉強をしていないのに問題が解ける」とか「努力をしないでも良い

点数がとれる」といったことに対して、「すごい」「かっこいい」

「尊敬」「憧れ」のような感情が湧くようです。

なぜそのように思うのかをインタビューしてみると、

「良い点数をとったらほめられる」

「でも、勉強はめんどうで、できればやりたくない」

「だから、勉強をやらずに良い点がとれるなら、最高だ!」

ということのようです。

 

これに関しては、「テストの結果」にスポットが当たりすぎなのが原因

だと思います。

結果は大事ですが、そこだけをほめると「結果さえ良ければよい」という

考えに陥りやすくなります。(特に低学年の生徒は注意です)

「良い結果を得たのはしっかり良い努力をしたからだ」というほめ方を

意識したいところです。

 

また、良く勉強ができる生徒をほめる言葉として、小中学生の子は

「あの人は天才だから」と言います。

もちろんその子は天才だから勉強ができるわけではなく、それに見合う努力を

しているから成績が良いのですが、普通小中学生の子は、そこにはスポットを

当てません。才能にスポットを当てようとします。

勉強が分からないとき、「もともとの出来が悪いのだからしょうがない」、

といった考え方はとても楽です。

それに対して「一生懸命努力したのに分からない」というのはとてもつらい

ことです。

勉強が分からない理由を前者にするのはいわば当然のことと言えます。

 

いわゆる「才能」に関しては、私の知る生徒は全て才能に満ち溢れている生徒

ばかりです。

結果の違いは全て努力の違いです。

ですから生徒たちにも、「結果につながる努力」を重視してもらえるように、

 

「テキトーに書いたら当たっちゃったなんて全然自慢にならないよ!」

「分からない問題を分かろうと努力することのほうが、ヒャクオクバイ

かっこいいからね!!」

 

と言い続けたいと思います。