記憶のメカニズム
小学6年生のK君は、学校のテストの点数が良くなったため最近少し自信が
ついてきました。
しかしながら、6年生の総復習テストの話になると、途端に意気消沈して
しまいます。
言葉の端々に「前に習ったことは忘れていてもしょうがない」オーラを
漂わせてきます。
そんなK君に「短期記憶」「長期記憶」の話をしました。
「人間の脳は、忘れるように出来ているよ。」
「そうしないと脳に入ってくる膨大な量の情報を処理しきれなく
なって脳がパンクしてしまうからね。」
「でもK君が大事だと思っているものは忘れにくいよ。」
「だからまず、これは大事で忘れちゃいけないものなんだと
K君がちゃんと思うことだね。」
「そう思ってから問題を解いたりノートにまとめたりすれば、
頭の中にしっかり残るんだよ。」
「そしてちょっとたってから復習して、前覚えたことをやって
みることで記憶が強化されるんだよ。」
・脳に入ってくる情報はまず脳内の「短期記憶」のエリアで処理される。
・その時「大事なこと」だと脳が認識しないものは、結構すぐに消去
される。
・今学校で習っていることは全て「大事なこと」で、忘れていい
ものは無い。
・学校で習ったことは、その記憶を維持できるよう、脳内の
「長期記憶」のエリアに移す努力をしなければならない。
・そのうえで反復トレーニングを積むことで記憶は強化される。
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2016年も師走を迎えました。
今年は日によっての寒暖差が激しく、体調管理が難しいですね。
「気力」が漲っている受験生の皆さんは、体調不良とは無縁の方が
ほとんどですが、油断は禁物。
健康に気をつけて、受験勉強のラストスパートへと突き進みましょう!