大森プラザ | 個別指導のZ-NET SCHOOL(ゼィーネットスクール)

お問い合わせ
0120-86-4330

ご質問・ご相談受付中 携帯電話からもOK

【大森プラザ通信】冷蔵庫をやめようと思う

年末年始の休暇中にふとしたきっかけで稲垣えみ子さんの『寂しい生活』となりました。彼女はアフロヘア記者として朝日新聞社で活躍されて、注目を浴びる中退職の道を選択しました。今回の著書は原発事故後の節電が発端となり、テレビ、電子レンジ、エアコン等々と続き、冷蔵庫を自分の生活の中からなくしていくのです。「絶対無理」と言いたいところ、そうでもないのです。

昔の人たちは皆、冷蔵庫なしで長い間暮らしてきた。聖徳太子も清少納言も織田信長も坂本龍馬も樋口一葉も、みーんなそうやって生きてきた。

「あれば便利」は、いつの間にか「あって当たり前」になる。
通勤、通学の電車の中、私の向かいの七人掛け席の全員の方がスマホやタブレットを手にして何かをされています。スマホがない時代は何で電車の中を過ごされたのでしょうか。新聞を読む、本を読む、ウォークマンで音楽を聴く、・・・。

受験生にとってはまさしくラストスパートとなる時期です。個々に学習課題やその進め方は異なるものですが、ある生徒から新規の問題集を取り組んで演習を重ねたい旨の話しがありました。その意気込みを大いに賞賛しました。 彼女の性格を十分に考えて、問題集が未消化で不安に思うよりも今までの頑張り、特にノートまとめが最大の武器であることを話した上で自分が培ってきた武器をさらに磨きをかけて、その精度を高める方がよりよい結果に繋がると確信を込めて言い切りました。
本当に彼女のノートは素晴らしいです。少し話しするといつ学習したものか、何を学習したものか、その中で特にポイントなる点が鉛筆と2色の色鉛筆によって浮き彫りとなっており、大変見やすいものです。彼女の場合、ノートは鉛筆書きにとても拘りを持っています。加えて字を丁寧にしかっりと見やすく書いています。だからと言って思うほどには時間を費やしていない点も大きいです。日頃からのまとめる学習の積み重ねの成果の表れに強く感じられます。

新しいものを取り入れることに決して反対しているのでなく、その前に自分が身につけた学習のやり方や時間(帯)等に関してチェックしてからでも遅くはないし、場合によってはそこから発見できることの方が有効かもしれません。焦ることなく、自分の足元を見てから第一歩を踏み出してもよいのではないでしょうか。