赤羽プラザ | 個別指導のZ-NET SCHOOL(ゼィーネットスクール)

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読書

~読書の夏~

「そんなの聞いたことありません…」
「ことばの使い方がまちがっていませんか?」

などと言われそうです。
たしかに、一般的には「読書の秋」ですよね。
(なぜ「読書の秋」ということばができたのか、その理由を知りたくなった人は、ぜひ自分で調べてみましょう!)
でも、本は秋にならないと買えないものではないし、読書も秋にしかできないことではないですよね。
一年中、いつでも本を読んでいいのです(^^)d

赤羽プラザでは、主に小学生の宿題の一環として、学校や家の近所の図書館から本を借りてきて読む、ということを行っています。
そもそものきっかけは、国語の宿題の量と質を確保するためでした。

ひとつの問題の答えにたどり着くまでに、
問題文を読む→式を立てる→筆算をする→単位に気をつけて答えを書く
という算数に比べると、国語の宿題はついつい手を抜いてしまう子どもたちが多いのが現状です。
場面や内容・意味などを考えながら文章を読むということをめんどうだと感じ、あまり深く考えず「(1) ア (2) イ …」と書いて、宿題終わり。
見直しをさせようとしても、もう一度文章を読んでじっくり考える、というプロセスをすっとばして、「(正解は)ウじゃないからエなんでしょ。」で片付けてしまおうとする。

どうにか改善できないかなあとしばらく考えていたときにヒントをくれたのが、当時5年生だったNちゃんの一言でした。

「前はマンガしか読まなかったのに、今はこんなに字ばっかりの本読めるようになったんだよ。すごいでしょ!」

そう言って見せてくれたのは、表紙だけを見るとどう考えてもマンガ本にしか見えないのに、中を開いてみると小説、という本。
ああ、そうか!子どもは、自分がおもしろいと思うことをやるんだ。
こんな当たり前のことにどうして気がつかなかったんだろう。

それ以来、国語の宿題は問題集+読書、という子どもが増えるようになりました。
子どもたちが図書館で借りてきた本は一度教室に持って来させるようにし、可能な限り私も同じ本を図書館から借りてきて読むようにしています。(もちろん、すべての本が手に入るわけではありませんし、借りてきても時間が足りなくて読み終わらなかったりすることもあります…(> <))
そして、次に教室に来た時にどんなお話だったかを説明させるのです。
自分の口で説明するとなるとまだまだこれからという子が多いですが(別の表現をするならば、「伸びしろが大きい」ということです!)それでも一生懸命に伝えようとする姿勢を見ていると、応援したくなります。
こういう本に興味があるのかあ、という発見もまた楽しかったりします。

あと少しで迎える夏休み。今までよりもたくさんの本に触れて、1冊でも2冊でも自分のお気に入りの本を増やしてほしいと思っています。