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『輪ゴム』のおはなし

今年の夏は本当に暑かったですね!
ゼミや授業が終わっても、教室のドアを開けて外の暑いじっとりした空気に触れた瞬間、「やっぱ帰るのヤダ~!」と言ってドアを閉め、入り口近くのイスにそのまま座り込み離れようとしない生徒が、何人もいたほど(汗)

でも、そんな天候も最近は少し落ち着きを見せ、特に朝晩は多少過ごしやすくなってきたように感じます。
そろそろ夏休みも終わりに近づいてきたということですね。
みなさん、宿題はきちんと終わりましたか?
さて今回のおはなしに登場するのは、赤羽プラザの小学生でも中学生でもなく…

「輪ゴム」です。
突然ですが、輪ゴムの役割って何でしょう?

別に、難しい答えや意外な答えを期待しているわけではありません。
「モノをしばってまとめること」ですよね。当たり前です。
地味な存在ながら、日常生活ではなくてはならないもの。
今もこのパソコンのすぐとなりで、3本の輪ゴムが活躍してくれています。

この、何でもないように見える「しばってまとめる」という働き。実は、輪ゴムの気持ちになってみると(笑)そんなに楽なことではないのです。
なぜかというと、ずっと引っ張られたままになっているから。力のかかった状態が続いているから。
長い間引っ張られていると、そのうち切れてしまいますよね。
輪ゴムも命がけなのです。(笑)

じゃあ、切れないようにするためにその輪ゴム使わなきゃいいんじゃない、と考えることにしましょう。
そうすると、その輪ゴムは、モノをしばってまとめるという輪ゴムとしての仕事をしていないことになります。言い換えるなら、なくてもいいもの。存在していないこととおんなじ。
働く(自分の役割を果たす、あるいは、ある目的を達成するために努力をする)ためには、力のかかった状態にいなければならない。
でも、それがずっと続くと、自分自身が長持ちできなくなる。
だからといって休んでばかりいては、存在価値を失ってしまう。
緊張(きんちょう:引っ張られている状態)と弛緩(しかん:ゆるんでいる状態)のバランスをうまく取って、大事な場面で自分の持っている力がいちばんいいかたちで発揮できるようにしなさい。
これは、私が高校生のときに担任の先生が話してくれた内容です。
ゴールデンウィーク前か夏休み前のことだったので、今でも長い休みになるとこの輪ゴムのはなしを思い出します。

とても暑かった今年の夏休み、それでも勉強にも部活にも全力でがんばった人もいるでしょう。そういう人は、9月から学校が始まる前に栄養と休養もしっかり取って、休み明けもさらにがんばれるようにしましょう!
逆に、夏休みは遊んでばっかりだったという人!君たちはもっともっと自分のことを「引っ張り」なさい!!あってもなくてもどうでもいいような輪ゴムにはならないように。