祖師谷プラザからのお知らせ 『通塾3年/信じられる』
2022/11/14
「こんにちは~」・・・「こんにちは~」
いつもの挨拶
明るい声で元気良く挨拶してくれると安心します
きっと今日も学校は楽しかったんだろうな、と
でも今日のYさんは
「・・・・・」
「あれっ!Yさん(女子)どうした?今日元気ないんじゃない?!なにかあった?!」
「・・・・・」
いつも、まずは私に歩み寄って来ていろいろと話してくれるのに
今日は無言で自分の席に
こんな時は無理に深追いせず勉強開始
「Yさん宿題は?」
「はい、やってきました」
「困ったことは無かった」
「はい、大丈夫です」
「じゃ、答え合わせしよう」
暫くして
「先生!今日ねすごい腹が立ったことがあったんだよ」
「うん!やっぱり!何があったの」
「友達に約束やぶられた!!」
聞けば
一緒に帰る約束をした友達を待っていたのに、結局(下駄箱の前に)来なかったので一人で帰ったそう
「そうか!きっと急用ができたんじゃないのかな、そのお友達じゃ愛友達」
「だったら電話くれてもいいと思う」
「だって学校には電話持っていけないでしょ/あした直接聞くしかないね」
「いい!もういい!!もう友達じゃないよ」
こどもなりに悩みがあるのだと改めて感じる次第です
翌日
Yさん、ニコニコ顔で
「先生!誤解が解けた!」
「昨日のこと?」
「うん/約束忘れちゃったんだって」
「え~本当に!じゃ、まぁ良かったじゃない」
「うん/でもね。。。」
今度は別の話
「担任の先生はね、同じことをしても叱られること、叱られないこがいるんだよ」
「それってえこひいきってこと」
「そう、えこひいき」
「う~ん、でもYさんが叱られるってことでもないんでしょ?」
「まぁそうだけど。。。」
「だったらとりあえず気にしないでおこうよ」
「。。。」
全然納得していない様子
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが
「ところでYさんはいつも色々話してくれるけれど、どうしてかな?」
「それはね!信じることができるから!!」
結構重たい言葉を、さらりと言われて少しびっくり
「ほんとに!そうなんだ!ありがとう!」
『うれしいのはやまやま、でも反省することばっかりなんだけどな~』
通い始めて3年
色々ありました
山あり谷ありを経て中学受験を目指すところまで来ています
こどもなりにしっかり考えています
尊重しないといけません
決して上から目線で接してはいけません
これはこどもからの信頼を最も得られない接しかたです
人間関係には段階があります
- 他人関係(お互い全くの他人の状態)
- 関係印象(何かをきっかけとして関係を継続することになると、おたがいにどんな人かと関心を持ちます)
- 支配抵抗(先生とこどもの関係で先生は言ってみれば試されます/これが抵抗の形で出てくることが多い)ここで上から目線での押しつけはNG
- 理性的納得(いつも正しいこと、同じことを言い続けることが大事)
でもこれだけではまだまだです
- 感情的納得(いつも君のことを考えている、応援するよ!ということを行動で発信してわかってもらう)伝わると、この人は自分の味方なんだとわかってくれます
ここでいいコミュニケーションが取れるようになります
でも人間は勝手な生き物で
- 倦怠予防(なれ合い、飽きを予防)
- 再印象(もう一度新鮮な印象を作ることが大事⇒教室のレイアウト、時間割変更等々工夫)
どんなことにも原理原則がありますが
なにか一つ幹があると、迷った時、悩んだ時にこの幹に立ちかえることが出来ます
「信じられるから」の一言が、本当に見事に『再印象』を与えてくれました
祖師谷プラザの会員の皆さんとの関係をよりよいものにしていけるように
こどもからもっともっと信頼されるように
「信じられるから!!」の言葉を信じて頑張りたいと思います
お問い合わせ等は直接
下記宛お願いいたします
教育相談も大歓迎です
Z-NET SCHOOL
祖師谷プラザ
担当:土橋(つちはし)
03-3789-7144