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祖師谷プラザからのお知らせ 気づき 漢字 その二 山野小学校のふたり

6月なのに暑い暑い
早くも真夏日!!
この調子だと梅雨が明けたらどうなるんでしょう
頬を赤く火照らせて
仲良し二人組みが来ました(いつもふたり一緒です)
「こんにちは~!!(ふたりでシンクロ)」
「こんにちは!!/今日も暑いね」
「でも、教室の中は涼しい!!」
挨拶が終わると小走りに(そんなに広くはないんですけれど)自分の好きな席に。。。

「今日は国語だね」
前回の宿題(算数)を出したら今日の学習

しばらくして
「先生 『決』って言う字なんですけれど〈けつ、き・める、き・まる〉ですよね?!
「うん、そうだけれど。。。」
「どうして『氵』がつくんですか?『氵』って水に関係があるんですよね」
「そうだね!『氵』は水に関係があるんだよね」
「でも、『決』って水とどういう関係があるのかな?」
う~ん!即答は難しい
「そうだよね/いいところに気づいたじゃない/たしかにそうだね」
当たり前のように読んで、書いている『決』

もうこれは調べるしかない!!!
と言うことで調べてみました

まず
意味として
①  切る、切れる、さける、堤防などが切れて水があふれ出る(決壊)
②  あふれる、あふれでる
③  傷つける、えぐる
④  決める
・是々非々善悪を判断する(判決)
・きっぱりと決める、決断する
・覚悟する(決死)
・きまる
・別れる(決別)
・必ず、確かに、けっして
・思い切って、勢いがよい、勇敢に(決起、決然)
・ゆがけ(弓の弦を引くとき、手にはめる道具)
・決まり
随分あります
日々使っているのはほとんど④の意味ですね

次に成り立ちを見てみると、これが意外です
(漢字の由来は『六書(りくしょ)』といって6種類あります/詳細は略します)
『決』の『氵』部分は流れる水の象形⇒これはイメージできますね
そして右側の『夬』は
象牙製で中がえぐられた、弦を引くための道具を手にした象形、だそうです
⇒これはちょっとイメージできないですね(お調べいただくといいかもしれません)

つまり
えぐられた弦を引くための道具を手にした象形(抉り取る)の意味から、堤防を水が抉って切れ口ができることから「切れる」を意味する『決』と言う漢字が出来たそうです

これを仲良しふたり組に説明するのはちょっと工夫が必要
もともとの意味は
切れる、さける、あふれ出るっていう意味
堤防『氵』が決壊(こわれて『夬』)水があふれ出ていく様子
こうなったらもう、覚悟するしかない
決心するしかない
心を決める
決める、決まる
と言うこと
とこんな感じでいかがでしょうか
う~ん
こじつけみたいですか
みんなで考えてみましょう
きっと
なるほど!!!そうか!!!っていう説明が見つかると思います
私ももう少し考えてみたいと思います

こうしてみると
漢字は本当に奥が深いです
その分とても面白いと思うのです
同じ漢字を何回も何回も書かせる宿題は、ほとんど意味がないと、私は思っています

ご家庭でもおこさまとご一緒に、漢字について色々調べてみてはいかがでしょう
例えば
『抜』と言う字は『扌』に『友』ですね
ちょっと直ぐには分からなそう。。。
由来を調べてみると面白いかもしれませんね

「さようなら~」(ふたり組みの元気な挨拶)
「さようなら!気をつけて!まっすぐ帰ろう」

 

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