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祖師谷プラザからのお知らせ 音読

音読
スポーツの秋
そして読書の秋
今回はそんな読書について

―かんがえるのって おもしろい―

かんがえるのって おもしろい

どこかとおくへ いくみたい

しらないけしきが みえてきて

そらのあおさが ふかくなる

このおかのうえ このきょうしつは

みらいにむかって とんでいる

なかよくするって ふしぎだね

けんかするのも いいみたい

しらないきもちが かくれてて

まえよりもっと すきになる

このおかのうえ このがっこうは

みんなのちからで そだってく

五年生の国語の教科書に載っています
谷川 俊太郎の詩です
全部平仮名ですね
どんな風に読んだらいいんでしょうか

その前に、文章には種類があります
たとえば
・説明文
・物語
・伝記
・脚本
・記録文
・随筆
・古典
等々
そして読み方にも
・黙読
・視読(ブロック読み)
・音読
大雑把ですが、黙読と音読
どっちがどっち?
つまり読解力をつけるためにはどっちがいいの?
学校では低学年のうちは必ずと言っていいほど音読の宿題が出ますね
何故でしょう?
文字、言葉、文章を正しく読めるかどうか(逐語的)
これは声に出してみないとわかりません
だから音読しないといけない
また、繰り返すことで文章全体の把握もできますね
学年が進むにつれ音読は勿論、黙読(出来れば視読)が出来ないと国語の勉強が大変になってきます
文章が長くなる分、速さと正確さが求められるからです
そのためにも
低学年のうちに音読を通して、しっかり正確に読む、癖、基礎を身に付けないといけません

では音読より黙読のほうが大事!
そうでしょうか
勿論、音読は短期記憶で長期記憶には黙読が良いというのが半ば常識です
でも音読は
詩や物語文ではものすごく大切な読み方です

これはまったくの私見ですが
物語の中の情景は勿論、会話や、動き
これらには必ず感情、気持ちがこもっています
読み手がどう感じたか、何を感じたかを声に出してみることもとても大事です
そうでなければ感想文なんて書けません
詩にいたっては
声に出さないとまったく面白くありません
ただの短い文章でしかありません
人それぞれの感じ方を、自分の声で表現することが音読だと思います
つまり
音読は、読み手が何をどう感じたかを表現するということだと思います
これって、実はなかなか難しい
しっかり読めていないと出来ない
だからこそ音読は大事
そんなことを思いながら
最初の詩
全部平仮名です
漢字なし(正確に読むのがけっこうたいへん)
昔、北 杜夫の小説で平仮名だけのページが延々と続くものがありました
題名は今思い出せません【船乗りクプクプの・・・】だったかな~
これ、ただ読むだけなんてまったくつまらないと思いませんか
何をどう感じたのかな~なんて思いながら読んでみてはいかがでしょうか

この間、CDプレーヤーの取り説
気づいたら
「えー、なになに」なんて言いながら音読している自分がいました。。。