手描きの顔文字
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通りに立つ木々の芽が、少しずつふくらんできています。
遠くから見ると、葉がひとつもない、ただ枝だけの寂しい樹に見えるのですが、
近づいてよく見てみると、日々着実に芽が大きくなってきています。
この寒風にさらされて… と思うと、胸が熱くなりますね。
前にこのブログでご紹介した、近所のハナミズキの丸い芽を見ていたら、上方の枝で2羽の小さな美しい鳥がささやきあっていることに気づきました。
上品な緑の羽が陽をあびて輝き、楽しそうに会話する2羽を見て、思わず笑みがこぼれました。
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子どもたちも、見えるところで、見えないところで、着実に成長してきています。
小学4年生のYちゃんは、この半年で素晴らしい成長を見せてくれている生徒の1人です。
「塾が楽しい」と言ってくれていて、私も嬉しいのですが、
Yちゃんを見ていると、その楽しさの正体は、
【勉強がわかる】→【勉強が楽しい】→【今まで以上に学ぶ】→【さらにできるようになってさらに楽しい】→【さらにのびている自分を実感】
という好循環であることが、よくわかります。
Yちゃんは、自分の工夫を取り入れることが大好きです。
ノートに解き方のコツやポイントを書いておくといいとアドバイスをしたら、私の口頭での助言を、自主的にノートに書き込むようになりました。
小数のわり算で、小数点を付け忘れた時には、筆算の横に、
「あまりの小数点をわすれないように!」
というフキダシが。
説明文読解では、難しい言葉の意味を辞書で調べた書き込みが。
学習の跡がよく見えるノートを書けるようになってきたことが、彼女の成長を物語っています。
そして、とりわけ素晴らしく、またYちゃんらしいのは、『学習計画ノート』です。
Z-NET SCHOOLでは、塾でその日学習した内容と、次回通塾日までの家庭学習課題(宿題)を記入し、その課題をそれぞれいつ(何月何日に)やるのかという 《学習計画》 を自分で立てることになっています。
また、家でその課題(宿題)に取り組んだら、その学習記録をつけてきて、次回通塾日に見せてもらうことになっています。
この『学習計画ノート』は、子どもたちが「計画を立てて実行する」力を育てていくものなのです。
Yちゃんは、この『学習計画ノート』に見事にはまってくれました。
ごらん下さい。
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★学習計画ノート
拡大したのがこちら。↓
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★拡大
たくさんの顔が並んでいますね。
この「おわった」という欄は、個々の課題(宿題)をやり終えたというチェック欄で、他の生徒は、チェック印をつけたり四角い枠を塗ったりしているのですが、
Yちゃんは、顔を描いて、その表情で個々の課題のでき具合や印象を表現してくれているのです。
にこにこ顔、泣き顔、冷や汗、こわばった顔…
毎日異なる手描きの顔文字♪
Yちゃんが自分で思いついてやり始めた方法です。
難しい問題だと感じて顔がこわばりつつも、頑張って取り組んできたんだなとか、この問題は楽勝だったのね等がわかりますし、見る方の私も楽しい! (*^^)v
Yちゃんは、これを始めてから、宿題忘れがパタリとなくなりました。
家庭学習が「自分のもの」になったのですね。
これは10月のページですが、11月・12月と色合いを変えてテイストを変えつつ、しっかり継続しています。
1月になると、手描きの絵にシールも追加して、季節感や風景描写まで入ってきました。
(私が緑の鳥を見た日に、Yちゃんも緑の鳥のシールを貼っていたのは、偶然かしら?♪)
Yちゃんは、こうやって工夫をして、自分らしさを取り入れながら、楽しんで学んでくれています。
きっと、もっともっと伸びていってくれることでしょう。