テストの受け方
11月のある土曜日、今年度2回目の漢字検定がありました。
受検者は今までの学習の成果を発揮しようと、とても真剣に取り組んでいました。
検定時間が半ばを過ぎたころ、5年生のH君が声を出しました。
「先生、もうこれ以上はわからないから、終わりにしてもいい？」
私は、H君に言いました。
「まだ時間はあるのだから、もっとよく考えてみれば？」
H君は、再び問題を考え始めました。そして、その数分後
「あ。思い出した！」
H君は声を出して、解答欄に漢字を書き込みました。
検定終了後、私はH君に言いました。
「突然思い出すことは、よくあることなのだから、テストや検定では最後まで諦めてはいけないよ。」
H君は今回の検定で、テストの受け方を学ぶことができたのです。
これは、実際にテストや検定を受けてみないと、なかなか身につくものではありません。
みなさんもテストや検定に、積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか？
