『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

秋が深まって参りました。
受験生は、高校説明会に足を運ぶ機会も多く、そろそろ志望校も本決まりとなる頃です。
夢中でやって来た学業も、志望校選びでふと本義を考える時があります。
14,5歳の少年・少女たちが思い描く自分の未来。
「どんな方向に進みたいの?」―「何となく理系かな・・」
「今まで何に一番時間を使ってきましたか?」-「ゲーム」
「どんな形で社会貢献をしようと思いますか?」-「・・・・・」
「では、質問の角度を変えます。成りたい職業はありますか?」
-「singer」「youtuber」「サッカーができればいいけど」。。。
進路選択のお手伝いをしながら思うこと・・・
引っ掛け材料としてのインプットをもっとたくさんやろうよ!
要するに、読書量=情報量=活字力の圧倒的な不足を感じます。
中学校の国語の教科書(墨田区・江東区は光村図書)を開くと読書活動というページがあり、読書案内があります。
各テーマ毎に4~5冊の推薦図書が紹介されています。
■中1
『生き方』・・・人生の深さを知る
『芸術』・・・芸術にひたってみよう
『冒険』・・・さあ飛び出そう
『部活・スポーツ」・・・夢中になりたい君へ
『自分』・・・新しい自分に出会える
『夢』・・・未来に向かって
■中2
『戦争・平和』・・・平和であることを考える
『環境』・・・地球の声に耳を澄ます
『文化』・・・受け継がれてきたもの
『生き方』・・・人生の深さを知る
『家族』・・・家族の姿を考える
『言葉』・・・言葉の森へ出かけよう
『メディア』・・・情報社会を考える
■中3
『近代文学』・・・漱石、川端、芥川、etc.
『社会』・・・世の中の仕組みとは
『科学』・・・不思議な世界を体験
『哲学』・・・「考えること」を考える
『古典』・・・いにしえの心
『情報社会』・・・豊かな生活を送るために
さすが教科書、良書がズラリ!
具体的な紹介著書は、是非お子さんの教科書を開いて確認してみてください。
でも、活字を読みこなすこと自体が苦しい子どもが多いのですね。
今回のタイトル2018年2月に刊行されたセンセーショナル図書「AI vs. 教科書の読めない子どもたち」の著者・新井紀子氏が警鐘を鳴らす、そのままに。
現在の人的仕事の多くが、大学合格レベルのAIに代替されるであろう時代を生きる子ども達にとって、学生時代に何を習得すべきか・・・・
やはり全ての根幹は『国語教育』という感を、改めて強くしているこの頃です。
*******************
AIが苦手とする読解力を人間が身につけるにはどうしたらいいのか・・・
教室では読解力を上げる指導を行っています。
★会員生全員が受講中!!『速読解力講座』
お問合せ
Z-NET SCHOOL 錦糸町プラザ
〒130-0012 東京都墨田区太平4-7-6 kビル1F
TEL 03-5608-9725
E-mail kinsicyo@z-netschool.jp