読解力を上げる④内容完全把握読み編
全くの誤読や、助詞・助動詞の読み違えは枚挙に暇がありません。例えば・・
①原爆(ハラバク)ドームの見学・・・何処の何?
②外科(ガイカ)・・・何処の病院の何科?
③白(シロ)かばの木・・・白いカバさんが大きな木にでもなったお話かしら?
④虫の音(オト)色(イロ)・・・音には色があります。
⑤けい谷(タニ)の村・・・ムーミン谷のような村かな?
子ども達は、知識が少ないだけです。
小学生低学年の国語の宿題に「音読」があると思いますが、
正しく読めているかどうかを確認して上げることが、
どんなに大事なことか、イメージで処理しがちな子どもの国語学習は
ここから始まります。
■内容完全把握読み
①熟語などが正しく読めている・・・読めなければ調べることもできません。
②意味の分からない事柄がない・・・よく分からない事柄は必ず辞書で調べる
③物語の場合は、登場人物の相関関係が分かる
④語られている状況がイメージの世界で描ける。
④については、時々絵を描かせています。
特に物語りでは、場面のイメージが浮かばなければ③の把握はできません。
このようにして、問題文を徹底的に理解させると、当然のことながら設問に対する
正解率は格段に上がるものです。
次回は、「多読は読解力を上げない」です。