読解力を上げる①国語辞典を駆使しよう編
新傾向入試問題に対応するには「読解力」がカギと言われています。
これは、キーワードだけ掴む飛ばし読みでは対応できない問題が出題
されるから、という意味においての読解力なのですが。
それ以前に、設問に対してまるで「とんちんかん」な解答をしてしまうほど、
子供たちの読解力は余り高くはありません。
教室では、「国語力こそ全ての学力の基礎」として、とりわけ読解指導には力を
入れています。
これから数回に分けて読解力についてお伝えしようと思います。
今回は「国語辞典を駆使しよう」です。
小学校3年生の4月後半から5月にかけて、墨田区・江東区の学校では
国語教科書で「国語辞典の使い方」を学習しますね。
教室では1年生の後半から辞書を使わせていますが、教科書で習うこの
タイミングで改めて入念に確認させるようにしています。
読解には、
①「ことば」知識(語彙力)
②ことばの意味が正確に理解できていること
この2つが欠かせない訳ですが、珍解答の原因の多くは「誤解読み」ですので、
国語辞典を使っての調べ学習が必要になってきます。
問題文に出ている言葉の意味が把握できて、筋が通る内容としてしっかり
分かる状態でなければ正答に至らないのは当然ですね。
この基本中の基本を、小学校3年生の「国語辞典の使い方」を学習する機を
逃がさずに押さえ、自立学習力へと繋げて行ければと思っています。
一朝一夕には付かない「読解力」、国語学習の良き習慣を身に付けたいものです。
次回は、「誤解読み」についてです。