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理科の学習の仕方

~ 理科っておもしろい! ~

理科は嫌い、わからないという中学生は多いです。
でも理科が嫌いな小学生は意外と少ないのです。
どうして?でしょうか…

理科に関わることは生活のなかにたくさんあります。
そして小さい頃には、興味の世界が広く、色々なことに出会う度に、『どうしてだろう?』と疑問に思います。
多くの場合、この疑問は理科が解決してくれるので、小学生は理科を面白いと感じていることが多いのでしょう。

さて、「理科の学習の仕方」と題してこのブログを書き始めようと思いますが、その前にしばらくは身近な生活の中にある理科の話をしていこうと思います。
是非、『理科のおもしろさ』を見つけてみてください。

第1回目のテーマは《今月の誕生石》です。
まもなく7月は終わってしまいますが、7月の誕生石をご存知でしょうか?
今月の誕生石はあまりにも有名ですから、すぐにわかりましたね。
そうです! あの赤くて美しい【ルビー】です。

ルビーは主成分が【酸化アルミニウム】です。
酸化アルミニウムは工業的には【アルミナ】と呼ばれ、また鉱物としては【コランダム】と呼ばれいて、その中に【クロム】という金属がほんの少し混じると赤い色を発してルビーになります。

アルミナの性質として代表的なのが、とても硬く、熱に強いということです。
化学的には、酸・アルカリにも強く、水にも、身近な有機溶剤のエタノールやジエチルエーテルにもほとんど溶けません。
そして、電気も通しません。

こんなふうに、実はとても丈夫そうなルビーなのに、不思議ですね!
普段は、赤く輝き、とても繊細に美しく、指輪やネックレスとして私たちの手や襟元を飾ってくれているのですね。

でも、こんな時にはアルミナの本領発揮です!
火事です。
ないに越したことはありませんが、もし火事にあったらどうでしょう?
予想できましたか?
ルビーは多少汚れてしまうことはあっても、火事で燃えてなくなってしまうなんてことはありません。
熱に強いアルミナだからですね。
一方、もっと高価なダイヤモンドはどうでしょう?
色々な説がありますが、高温になる火事では、酸化されて消えて無くなってしまうとも言われています。
なぜなら、ダイヤモンドの主成分は炭素なので、酸化されると最終的には二酸化炭素になってしまうからです。

ところで、2ヶ月先の9月の誕生石を知っていますか?
9月は【サファイヤ】ですが、これもルビーと同じアルミナでできています。
アルミナの中に【チタン】という金属が混ざると、青い色を発しサファイヤと呼ばれます。

私はルビーの色が好きですが、皆さんはクロムのルビーの色とチタンのサファイヤの色、どちらがお好きですか?

プラザでは、日々生徒たちからの色々な『なぜ?』に答えています。
次回から、そんな生徒たちからの質問をご紹介していきたいと思います。