綾瀬プラザ | 個別指導のZ-NET SCHOOL(ゼィーネットスクール)

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新しい生活習慣を身につける

4月になり新しい1年が始まりました。子どもたちにとっては1月1日よりも大きな心理的節目となります。綾瀬プラザでは、朝起きてから寝るまでの「生活習慣チェックリスト」をつけてもらい自分の生活習慣を見直してもらっています。

朝ごはんをしっかり食べたか、学校のない日でもいつもと同じ時刻に起きられたか、きちんと挨拶できたか、テレビ・ゲームの時間を守れたか、お家のお手伝いができたかなどチェックの項目はたくさんあります。チェックリストを記入することで普段意識していなかったことも意識するようになり、それだけで改善していくこともあります。

習慣の大切さについては、歴史上の偉人や作家によってみごとに表現された言葉が名言として語り継がれています。

以下の二つは私が特に気に入っている言葉です。

    「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる。」

    ジョン・ドライデン(詩人)

    思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
    言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
    行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
    習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
    性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

    マザー・テレサ(修道女)

この二つの名言に共通するのは最初は意識的に行動を起こしたり、変えたりしなければならないという点です。自転車やボートではこぎ出しに一番大きな力が必要であるのと同じく、新しい生活習慣をつくるには、それを始めるときに最も大きな力が必要となります。ではその原動力はどこから来るのでしょうか。

人間の脳は基本的に自分の好きなことをやろうとする傾向があり、それを打ち破るには、その行動(たとえば朝6時から7時まで勉強する)が自分の目的・目標の達成に対してプラスになることを認識する必要があります。

目的(長期の目標)を持った人が、目的達成のために中期・短期と目標を立てていき、その短期の目標の中の一日、さらにその一日の中の1時間が朝6時から7時という時間であればその時間はその人にとって意味のある、価値のある時間となります。目標がなんでもない一日や一時間に意味を与えます。

習慣の話に戻りますが、習慣というのは早寝・早起き・朝ごはんといったレベルのものだけではなく、その人のものの考え方・口癖といったものも含まれます。もし勉強という活動に否定的な見解を持っているとすればよほど大きな目的がなければ、頑張ることはできません。勉強という活動が完全に「目標達成のための手段」になってしまっているからです。

しかしながら、勉強という活動そのものに肯定的な感情を持っていたり、少しでも楽しめる部分があればハードルも下がってきます。勉強の中の楽しい部分については私たちも伝えていかなければならないと思ってますが、一方で子どもたち自身も自ら勉強の中に楽しみを見出そうという姿勢や自分の将来や目的から逆算してその活動に意味を与える技術、つまり自らモチベーションをコントロールする術を学ばなければなりません。勉強は好きで楽しいに越したことはありませんが、好きで楽しい活動でなくてもやっていけるようなタフさを身につけて欲しいと思っています。