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やる気の自己統制

うちの子はなかなかやる気になってくれなくて…。やる気になったときはすごくやるんだけどその時だけで…。どうしたらやる気になるのかは子どもたちの学習に限らず、社会人になってからも大きな問題です。やる気の有無が作業効率や生産性に大きく影響するからです。

やる気に関して書かれた本はたくさんありますが、親や教師あるいは上司といった立場の人が子どもや生徒、部下をやる気ににはどうすればよいかといった視点のものが多いようです。それだけニーズがあるということなのでしょうが、まるでやる気は誰かによって与えられる受動的なものであるかのような印象さえ受けます。自分自身の力でやる気を起こすことはできないのでしょうか。実はやる気を自らコントロールする方法はあります。今回は自らやる気をコントロールするコツをいくつか紹介したいと思います。
(※本人が目標達成のためにやる気になることを望んでいる場合)

・基本的な生活習慣を守る

夜更かしばかりして必要な睡眠が取れていない。朝ごはんもろくに食べていないなど身体的なコンディションが悪い状態ではやる気になれません。

・環境を整える

集中できる環境にする。勉強の例で言えば視界の中に気を散らすもの、たとえばマンガ・テレビ・ゲーム機・携帯電話などがあったりすると当然そちらに意識が行ってしまいます。

・運動する

やる気を促す分泌物は筋肉を動かすことである程度強制的に出すことができるそうです。同じやるなら散歩やジョギングを軽くしてからの方が意欲的に取り組めます。

・とにかく始める

なんとなく掃除を始めたらいつのまにかやる気満々になって予定外の所までやってしまったという経験はありませんか。逆説的なような気がしますがやる気を出すためには始めることが効果的です。人間の脳は機械のようにすぐにやる気のオンオフができるわけではなく、ウォーミングアップが必要なためです。

・簡単なものや作業系、得意なことから始める

上記の「とにかく始める」とも関係するところですが、心理的な敷居の低いものから始めることで徐々にやる気を高め、やる気になったら本題に入る。

学習の中でも漢字練習や計算練習、大事なところにマーカーで線を引くといった作業は、一日中それを行うための日を設定するより、ウォーミングアップ(自らをやる気にするための手段)として使った方が一石二鳥となります。○ページ・○分など区切りもつけやすいです。

・実行できる具体的な目標を細かく立てる

第一志望の学校に合格するといった目標は魅力的な目標ではあっても大きすぎるがゆえにそれだけでは具体的な行動に結びつかないことがあります。その目標達成のための小さな目標を上手く立てることが大切です。たとえば、問題集の基礎問題の所を9割正解できるようにするといったことです。結果として同じように勉強をしていても、目標達成計画全体の中で、いったい今自分が何をしているのかが明確になっている人の方がやる気が出ます。

やる気のあるときにしかできない子とやる気がないときでも上手く自分をコントロールしてできる子とでは将来大きな差が生まれます。文にして書き出すとたわいのないことだと感じるかもしれませんが、まずはやってみることをお勧めします。