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2022.9.17 川崎プラザだより~「まわりの大人」の子どもへの対峙について

少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。

さて、以前「効果の上がる学習姿勢」について、次の五つに集約されると投稿させていただきました。

1、指導者の指示に従う。

2、規則正しい生活を心がける。

3、ネガティブ思考を改める。(学習者)

4、美点凝視を心がける。(指導者・保護者)

5、約束を守る。

今回考えていきたいことは、子どもと直接かかわる①保護者・②地域の大人・③指導者(学校の先生・塾や習い事の先生など)の子どもへの対峙のしかたについてです。

よくいわれることとして、「とにかく褒める。」ということですが、その風潮に少々疑問も感じます。ときには『毅然とした対応』も必要で、これは年齢や性別は関係ないと思うのです。勿論言葉を選んだ上で言い方にも配慮が必要なのは言うまでもないのですが、一方的に褒めるだけではやがて子どもに響かなくなるでしょう。「良いことは良い。悪いことは悪い。」と白黒はっきりさせることが肝要と考えます。但し、これらは指導的立場にいる大人自身も、自らの言動に十分気をつけなければなりません。
そしてもう一つ、『大人の理想像を子どもに押し付けない。』ことが大切です。大人の思い描く理想像から少しでも外れるとすぐに力ずくで矯正しようとするのは、決して子どものためにはなりません。ましてや子どもが思い通りにならないことを許さないのは、子どもを所有物としか見ていない証拠、子どもは所有物ではないのです。さらに、まわりの大人が寄ってたかって子どもを責め立てるのは、子どものプライドを傷つけるだけでなく、自己肯定感、自尊心や自立心も奪ってしまうことになりかねません。子どもが何か過ちを犯したり失敗したときには、先ほどの『毅然とした対応』と同時に、“逃げ道”もあえて残してあげることも必要ではないでしょうか。

これらを意識して学習指導を日々実践しておりますので、繰り返しになりますが良い意味で我々にお任せいただきたく思います。そして、なによりも子どもたちを信じてあげましょう。